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QHMユーザーのための「今後」の選び方

概要

ここでは開発がストップしている「QHM (Quick Homepage Maker)」を利用しているユーザーが、今後、どうすれば良いか?について説明します。

207/07/10

— 元QHM開発者 亀田

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目次


これまでの経緯

QHMの開発コンセプト

Quick Homepage Maker は、誰でも簡単にWebサイト(ホームページ)を作れるように開発しました。基本方針として、「簡単インストール」「置けば動く」「サーバーを移動させても動く」とし、さらに「シンプルな装飾」と「Webサイトの構造の設計(情報デザイン)を不要にする」という考えのもと作成しました。

これを実現するために、インストールシステム、動画マニュアル、最初から出来上がっている状態でスタートする、少ない設定など、多くの工夫をしました。

その結果、多くの人が、「まさか、自分が作れるようになるとは・・・」と喜んでくださいました。

toiee Lab のスタート (2015年8月)

QHMは、16,000人もの有料会員を集めました。また、無料で利用もされています。さらには製作代行でも積極的に使われました。結果、数万サイトがQHMで作られることになりました。

しかし、私(亀田)は、Webサイト作成システムではなく「教育を変えていく」ことを仕事にしようと決心しました。そして、その旨を開発チームに伝えたところ、「リーダーがいなくなるのなら、自分も別の道に進みたい」ということになり、それぞれ別の道(開発、デザイン、マーケターなど)に進むことになり、チームは解散しました。

そこで、QHMの譲渡先を探し、譲渡致しました。

QHM関連事業の譲渡と、出戻り(2016年9月)

QHM関連事業を全て譲渡したのですが、譲渡先の都合で、どうしても事業が続けられなくなりました(経営者が親の介護をすることになり、会社を整理)。その結果、譲渡先がなくなることで、 QHMをどうしていくか?が問題になりました。

本来なら、譲渡先が決めることで、私が出るのは越権行為ですが、別の譲渡先を探すことにしました。

WordPressへの移行を検討

仮に譲渡先が見つからない場合は、別のソフト(システム)に移行する方法を提供することを考えました。QHMの生みの親として、やれるだけの貢献をしたいと考えて、WordPressへの移行方法を作ることを検討しました。

もし、譲渡先が見つからなければ、WordPressへの移行プログラムを無料で提供することとしました。

QHMから、HAIKへ(2017年1月)

譲渡先を探すことと、募集も行いました。様々な方から、オファーをいただきましたが、最終的に信頼できると判断した「ウェビアス社」に譲渡することになりました。

現在、QHMは名前を変え「HAIK CMS」となりました。QHMの後継機は、HAIKです。

譲渡先と継続開発が決まったため、WordPressへの移行プログラムは、提供しないこととしました。

WordPressの移行プログラムを開発(2017年5月)

以上のような経緯から、WordPressへの移行プログラムは作らないことにしました。しかし、toiee Lab として様々な講座を作成し、顧客のニーズを探るうちに「WordPressを学びたい」という声をいただきました。

そこでWordPressを学べる講座を開発し、オンラインコース、オンラインのナレッジベース(会員サイト)を構築しました。

オンラインのWordPressナレッジベースの会員さんにヒヤリングし、要望を募集する中、非常に多くの方々から「QHMから、WordPressに移動するには、どうしたら良いですか?」と聞かれました。

そこで、この度、QHMから、WordPressへ簡単に移動できる仕組みを作ることにしました。現在、開発を進めているところです。

以上が経緯となります。


4つの選択肢

上記の経緯から、QHMユーザーには、4つの選択肢があります。それぞれ、メリット、デメリットがあります。これらを整理し、あなたにぴったりの選択肢を選んでください。

  1. 現状のまま、QHMを使い続ける
  2. HAIK にアップデートする
  3. WordPressに移行する
  4. 別の作成ソフトに移行する

プラン1:  現状のまま、QHMを使い続ける

現在、QHMが動いていると思います。そのままでも、あと2年は動作すると思います。

対象となる人

以下のような方は、このままQHMを使い続ければ良いと思います。

  • 現状のWebサイトで満足している
  • Webサイトを変更することが、自分のビジネスや活動に何ら影響を与えない
  • 動作しなくなった頃に、残りの3つの選択肢から、どれかを選ぶ
  • レンタルサーバー側の仕様変更で、ある日動かなくなっても、その中のコンテンツが取り出せなくても問題はない
  • もう2, 3年後には、今のWebサイトは完全に不要になる

メリット

時間的、経済的なコストがかかりません。何のする必要はありません。今まで通りでになります。

デメリット

もし、QHMやPHP環境(QHMが動作するために必要なもの)にバグがあり、安全性に問題が生じても、対応ができません。QHMも、PHP5環境も、開発が完全にストップしています。誰も解決策を提供してくれません。

このような状況が発生した時に、他のプランに急遽移動することになります。

 

プラン2: HAIK にアップデートする

QHMを最新のPHP7環境に対応させ、バージョンアップしたものが「HAIK」です。ただし、HAIKは「レスポンシブデザイン」を実現するために、高機能になっています。一方で、今までのQHMのように「文章を書くだけ」という使い方も可能です。

対象となる人

QHMのhaikテーマを利用している人には、ぴったりです。HAIKは、QHMのhaikテーマ専用の状態のソフトです。また、QHMの操作感が好きで、使い続けたい人にはぴったりです。また、「HAIKのデザイン機能」を使って、細かくデザインを作り込みたい方にも、オススメです。

QHMから、HAIKへの移行は、問題なく行えます。トラブルは、ほとんどありません。

メリット

新たな学習コストがかかりません。移行も簡単です。HAIKの提供元であるウェビアスのサポートを利用すれば、代行してくれます。HAIK CMS の会員サイトでは、「自由自在にデザインするための情報」がまとまっています。これらを利用して、「これまでの知識、経験」を生かして、Webサイトを構築することができます。

デメリット

HAIKは、完結したソフトです。HAIKの世界でできることだけを行うのであれば、問題はありません。

しかし、もうちょっと工夫したい、会員サイトを作りたい、有料会員サイトを作りたい、ショッピングサイトを作りたいとなった場合、HAIK関連ソフトの機能アップを待つ必要があります。

また、何らかのトラブルや、自分のビジネスに特化した改良を行いたい場合、HAIK開発元以外に頼るところがありません。

ただし、繰り返しになりますが「QHM haikテーマ」を使っていて、現状に満足しているなら、HAIKはオススメです。また、ビジネスを拡張していって、独自のシステムを持ちたいなどなければ、HAIKで十分です。

プラン3 : WordPressに移行する

WordPressは、世界で最も使われているWebサイト作成システムです。関わっている開発者は、数え切れないほといます。関わっているWebデザイナーも無数にいます。一説では、マーケットシェアは、56%に及びます。

つまり「事実上のスタンダード」が、WordPressです。日本でも、WordPressのトラブルに特化して、解決策を提供してくれる会社が何社もあります。

toiee Lab もWordPressを最大限活用し、時にはカスタマイズしています。

対象となる人

WordPressに移行するのは、現在開発中のプラグイン(拡張機能)を使えば、比較的簡単です。手順も整理するので、トラブルも少ないでしょう。ずっと使い続けられる可能性が最も高いシステムに移行したい方には向いています。

また、toiee Lab が行なっているような会員サイト、オンラインショッピングサイト、Webサイトを作りたい場合も、向いています。

メリット

WordPressに移動するメリットは、大きく分けて4つです。

まず、「開発が活発で、今後もずっと開発が続くことが確実」であることです。安全性の問題が発覚しても、それを修正するプログラムが素早く提供されます。

次に「豊富な拡張機能」があることです。イベント管理から、ショッピングサイト、会員サイト、学習支援サイトまで、幅広く対応できます。この豊富な拡張機能を使って、ビジネスのためのシステムを用意したい場合に、向いています。

3つ目に「豊富なデザイン」があることです。世界中のデザイナーがWordPressのデザイン(テーマと言います)を作成しています。これらを利用することが可能です(有料、無料を含め)。

最後は「情報」や「サポート」を得られる、選べることです。何らかのトラブルがあった場合、WordPressなら対応してくれる人が見つかります。世界中で使われているので、WordPressに詳しい人も多いです。クラウドワークスなどで、WordPressのトラブルや、セットアップ、改良を依頼することが可能です。

デメリット

QHMから移行する手順は、難しくありませんが、取り込んだページの微調整が必要です。どうしても、デザインが崩れたり、使いない機能が出てきたりします。その手間は必要です。

また「学習コスト」がかかります。QHMとWordPressは全く違います。WordPressは高い拡張性を持つがゆえに、高機能で使い方を学ぶことが難しい部分があります。本を買って読んでも、なかなか理解できない人が多いのも事実です。挫折する人も、少なくありません。

 

プラン4: 他の作成ソフトに移動する

HAIKや、WordPress以外にも、様々なWebサイト作成ソフトやサービスは存在します。例えば、以下のようになります。

  • BiND ・・・ パソコンにインストールする型のWebサイト作成ソフト
  • Strikingly ・・・ 1ページのWebサイトを作るのに向いている
  • Jimdo、Wix ・・・ 企業のWebサイトに向いています
  • その他の様々な方法

対象となる人

ページ数は少ないけど、まだまだ使う。何でもいいから、とにかく簡単に使いたい。手厚いサポートを受けたい場合。

HAIKも、WordPressも学習コストは多少かかります。一方で、他のソフトを使うと場合によっては「学習コストが低い」可能性があります(ソフトによって違います)。

また、レンタルサーバー、ドメインなど意味がわからない、電話サポートしてほしいなどがあれば、電話サポートがあるJimdo などのプランを選ぶと良いでしょう。

メリット

Webサービスを使うと、レンタルサーバー、ドメインについて考えないで済む。学習コストを下げられることがある。選ぶソフトによっては、電話サポートがある。

デメリット

QHMからの移行で、全てのページを作り直す必要があります。また、検索結果のリンクも切れます。さらに、独自ドメインを使わなくても作成できますが、将来的にWebサイトを移動するとなれば、独自ドメインがなければ、検索結果から現れなくなります。

何も考えずできる代わりに、将来的な拡張で問題が起こる可能性があります。どのサービスを、どう使うかは、自分で選んで、学べる!と思ったものを選ぶことが必要です。


よくある質問と答え

「費用について」

Q. HAIK への移行の費用や、その方法を教えてください

A. こちらのサイトを御覧ください。 http://haik-cms.jp

Q. WordPressを使うことに費用は発生しませんか?

A. 費用はかかりません。WordPressはオープンソースです。無料で使えます。必要に応じて、様々なサイトで販売されているテーマやプラグインを購入することもできます。なお、無料のテーマ、プラグインでもかなりのことができます。

Q. WordPressへの移行を代行してもらいたいですが、費用を教えてください

A. 現在、移行代行は用意しておりません。ご自身で行なっていただく必要があります。おそらく、有料で移行代行をされる方が現れると思いますので、そちらをご利用ください。

Q. QHMユーザー限定の割引クーポンの詳細について教えてください

A. このWP+a塾(オンライン) の購入に使うことができます。一方で、以下には使えません。

  • オフラインの講座や、勉強会には使えません
  • 期限がありますので、期限内でお使いください
  • WP+aの分割購入は、事務作業の都合上、人数制限があります

Q. とにかくホームページのお金をかけたくないのですが、どうしたら良いでしょうか?

A. 重要なことは「費用対効果」です。例えば、HAIK に移行し、会員サイトとサポートを受けると月額2,000円(現在調べ)となります。レンタルサーバー、独自ドメインの費用を合わせると、安くても 2,500円/月の費用がかかります。

Webサイトがあることで、2,500円のリターンがあるのか?を考え、意思決定をしてください。もし、2500円のリターンがないのであれば、損をしていることになります。即座に、Webサイトを削除すると良いでしょう。

あるいは、単なるお知らせ程度に使っているのであれば、「無料のブログ」を使うのも一つの方法です。

 

「WordPressの移行方法について」

Q. WordPressへの移行は、どんな作業が必要でしょうか?

A. QHMから、WordPressへ移行するためのプラグインを開発しています。これを使えば、かなり簡単に移行できるようになります。詳しくは、以下をご覧ください。

Q. WordPressへの移行を代行してもらえるでしょうか?

A. いいえ、そのようなサービスは用意しておりません。ただし、そのようなサービスをしてくれる方を紹介することは可能です。要望が多ければ、技術がある人を募集して、紹介することも検討します。

 

Q. HAIK も、QHMと同じように移行できますか?

A. はい、できます。

​HAIKの場合は、Bootstrap というCSSフレームワーク(HTMLタグ+CSS)を使っています。​これらをそのままWordPressにインポートします。

​もし、WordPressのテーマがBootstrapで作られていると、​段組なども、かなりの率で再現されます。

 

Q. 引っ越しが完了した後、QHMデータの削除はユーザーが手動で行うのでしょうか?

削除したい場合は、削除してください。
​残しておいても、問題はありません。

​WordPressが表に出てくると、QHMは表示されなくなります。

Q. URLの転送は、どうなるのでしょうか?

​http://toiee.jp/ がQHMで作られているとします。
すると会社概要ページは、例えば、 http://toiee.jp/index.php?AboutUs のようなURLになります。

​WordPressでは、 index.php?OOOO のようなURLは使いません。
​そこで、WordPressのURLになるように転送が必要です。

​具体的には、

http://toiee.jp/index.php?AboutUs
​を
http://toiee.jp/AboutUs

​になります。

​現在作成中のQHM移行プラグインは、既存のページをインポートし、
​URLを上記のように設定した上で、転送も行う仕様になっています。

 

「WordPressについて」

Q. WordPressなら、ずっと使い続けられるでしょうか?

A. ほぼ、Yesです。シェア56%ですので、これが逆転するほどの新しいソフトが現れてこない限り、WordPressを使いつづけることができるでしょう

「その他」

Q. ロリポップ・スタジオで作ろうと思いますが、構いませんか?

A. あなたの戦略、目的によって決まるので、一概には言えません。ロリポップスタジオで作った場合は、アクセスが増えてきた時に、他のサーバーに移動することはできません。しかし、それほどの規模に達する見込みがなければ、問題ないと思います。

なお調べた限りでは、ロリップスタジオは、「ロリポップへの契約」と別に「980円」の費用がかかります。例えば、ロリポップの契約 300円/月 + 980円 + ドメイン(月額) 100円 = 1400円 程度の費用となると思います。

 

Q. Quick myShopは移行できるでしょうか?

Quick myShopの購入履歴は移動できませんが、現在の商品登録情報はWoo Commerce (WordPressで最も使われているショッピングカートプラグイン)への移行方法を調査し、公開するようにスケジュールいたします。QHMの移行プログラムの公開の後に取り組むことになります。